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民生委員制度創設100周年記念 全国モニター調査報告について|全国民生委員児童委員連合会

全民児連からのお知らせ

民生委員制度創設100周年記念 全国モニター調査報告について

2018.05.09

民生委員制度創設100周年記念 全国モニター調査報告について

「調査1」民生委員・児童委員による社会的孤立状態にある世帯への支援に関する調査
「調査2」民生委員・児童委員の活動および意識に関する調査
「調査3」単位民児協の組織および活動に関する調査

 

全国民生委員児童委員連合会では、100周年記念事業のひとつとして、全国23万人余のすべての民生委員・児童委員(以下、民生委員)、全国1万余のすべての単位民生委員児童委員協議会(以下、単位民児協)を対象として、全国モニター調査を実施しました。
今回の調査では、近年大きな課題となっている「社会的孤立」をテーマとしました。民生委員が、社会的孤立状態にあり、生活上の課題を有している人(世帯)を支援したことがあるかどうか、そしてそれはどのような人(世帯)だったかを調査することで、いまだ社会的に十分に明らかになっていない「社会的孤立」の実態を明らかにすることを目的としました。
その結果、社会的孤立状態にあり課題を抱える人(世帯)を支援した経験がある民生委員は5.4 万人と、全国の民生委員の4 人に1 人は支援経験があることとともに、そうした人(世帯)が有している課題の状況も一定程度明らかにすることができました。
さらに、今回の調査で集まった具体的な事例のうち、近年特に大きな課題となっている、いわゆる「ゴミ屋敷」、「ひきこもり」、「親の年金頼みで子が無職」「近隣住民とのトラブル」「住まい不安定」という課題について、世帯状況や支援経過などについて詳細な分析を行なっています。
また、今回の調査では、調査2「民生委員・児童委員の活動および意識に関する調査」、調査3「単位民児協の組織および活動に関する調査」の調査も一体的に行なっており、あわせて報告します。

 

◎第1分冊(「調査1」報告書)
概要版

全体版

・分割版
①表紙、目次等
②調査1結果
③社会的課題の分析
④事例編
⑤調査票

 

◎第2分冊(「調査2」「調査3」報告書)
概要版

全体版

・分割版
①表紙、目次等
②調査2結果
③調査3結果
④調査2自治体区分別集計
⑤調査3自治体区分別集計
⑥調査2,3調査票

 


注1 民生委員制度創設100周年について
・民生委員制度は、大正6(1917)年、岡山県で創設された「済世顧問制度」をその源とするもので、本年、100周
年を迎えました。この済世顧問設置に関する規程の公布が5月12日であったことから、毎年5月12日を「民生委員・児童委員」としています。
制度創設100周年の本年5月12日は「民生委員制度100周年の日」です。


注2 全国モニター調査について
・民生委員の主要な役割の一つに、地域の状況を適切に把握することがあります。「モニター調査」とは、民生委員
が地域社会を注視する「モニター」となることで、社会の見えづらい課題を明らかにすることを目的として実施する
全国調査です。その歴史は昭和43年、わが国で初めてねたきり高齢者の実態を明らかにした「居宅ねたきり高齢者の実態調査」に遡り、以来、種々のテーマで実施されてきました。


注3 「社会的孤立」について
・今回調査においては、「社会的孤立」の定義を、「周りに助けを求められる相手がいない状態、また、周囲にその人を気にかける人が誰もいない状態」としています。

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