今般、昨年度(平成28年度)の全国の民生委員・児童委員による活動件数が厚生労働省より公表されました。これは、民生委員・児童委員が日々記録している「活動記録」をもとに集計されたもので、厚生労働省が毎年、「福祉行政報告例」の一部として示しています。
この報告により、全国約23万人の民生委員・児童委員の活動状況や、住民から受けている相談内容の動向等がわかります。
平成28年度は3年に1回の一斉改選が行われた年度(平成28年12月1日改選)であり、全国で約3分の1の委員が交替し、新任委員への研修、引き継ぎ等に一定の時間を要したこともあり、前年度に比べ、活動件数等が減少しています。
そうしたなかにあっても、全国の委員による年間の「相談・支援件数」は605万件を数えており、うち「高齢者に関すること」が全体の56%を占めています。また高齢者世帯等の見守りなどのための訪問活動は年間3,711万回を数えています。
【平成28年 民生委員・児童委員活動の活動状況】
活動区分 | 件数・回数 | 1委員平均 | 対27年度比 |
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相談・支援活動 | 6,051,342件 | 26.3件 | △5.3% |
その他の活動(調査・実態把握等) | 26,399,148件 | 114.6件 | △2.7% |
訪問回数 | 37,119,205回 | 161.2回 | △3.6% |