社会や家庭の姿が大きく変わるなか、民生委員・児童委員活動を取り巻く状況も変化しています。住民の生活課題、福祉課題の多様化のなかでの民生委員・児童委員への期待の高まりの一方、活動範囲の広がりや、それに伴う負担の拡大、さらには新たな担い手確保の困難さなどが全国的に指摘されるところとなっています。
こうした状況のなか、来年(平成29年)、民生委員制度創設100周年という大きな節目を迎えるにあたり、全国民生委員児童委員連合会(全民児連)では、わが国が誇るべき財産といえる民生委員・児童委員制度を今後とも維持、発展させていくために、「これからの民生委員・児童委員制度と活動のあり方に関する検討委員会」を設置し、100年の歴史の総括、また現状と課題の整理を踏まえ、今後の制度や活動のあり方について検討を進めており、今般、これまでの検討内容について、その要点を「中間報告」として取りまとめました。
今後、全国の関係者からの意見も徴しつつ、さらなる検討を進め、来春までに最終報告を取りまとめる予定としています。