平成28年6月、警察庁から「平成27年中における行方不明者の状況」が公表されました。
昨年、認知症が原因で行方不明になったとして警察に届け出があった人は、1万2,208人(前年比13.2%増)に上り、平成24年の統計開始から3年連続で最多を更新しました。行方不明者のうち12,058人(98.8%)についてはその所在が昨年中に確認されましたが、150人は行方不明のままとなっています。
都道府県別の行方不明の届け出数をみると、大阪府1,791人、兵庫県1,309人、愛知県1,150人と続いており、東京都は325人でした。
認知症高齢者の行方不明を防止するためには、地域での見守り体制の整備が重要となっており、全国的にも見守りネットワークの構築等の取り組みがすすめられています。認知症高齢者が増加する中、今後、さらなる取り組みが期待されています。
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警察庁資料「平成27年中における行方不明者の状況」