全国民生委員児童委員連合会では、民生委員制度創設100周年にあたり、平成19年の制度創設90周年に際して策定された「90周年活動強化方策・行動宣言」に続く新たな長期活動方針である「100周年活動強化方策」を決定し、7月9日に開催された「制度創設100周年記念大会」において、公表しました。
「活動強化方策」は制度創設50周年にあたる昭和42年以後、10年ごとに策定され、向こう10年間の全国の民生委員・児童委員、また民児協における活動の基本方針や重点課題等を示してきました。
今回の「100周年方策」は、100周年という大きな節目に際しての方策ということで、全民児連が設置した「これからの民生委員・児童委員制度や活動のあり方に関する検討委員会」での検討成果をもとに、この100年間の総括、民生委員・児童委員制度の現状と課題、さらには社会福祉の動向等を踏まえ、今後の活動の重点を示しています。
加えて、今回の「100周年方策」では、それぞれの都道府県・指定都市、また市区町村ごとに「地域版 活動強化方策」を策定することを提案しています。今日、地域社会の実情はそれぞれ異なり、民生委員・児童委員が向き合っている課題も、それぞれに異なります。
そうした意味において、全民児連が全国共通の基本方針として示した今回の「方策」を踏まえつつ、地域の実情に応じ、具体的取り組み課題や目標等を盛り込んだ「地域版 活動強化方策」の策定を呼びかけているものです。
【100周年活動強化方策における今後の活動の重点】
重点1 地域のつながり、地域の力を高めるために
重点2 さまざまな課題を抱えた人びとを支えるために
重点3 民生委員・児童委員制度を守り、発展させていくために