本格的な少子高齢社会の到来、核家族化や単身世帯の増加、家族意識の変容などが進むなか、誠に残念なことながら、地域社会では人びとのつながりが薄れつつあり、地域住民は、孤立や孤独、医療や介護、子育て等への不安や負担など、多様な課題を抱えています。
児童や高齢者、障がい者への虐待、高齢者の孤独死や悪質商法被害などが増加し、犯罪被害に巻き込まれる子どもたちも後をたちません。一方、地震や水害等の自然災害も相次いでいます。
このような状況を鑑みると、安全で安心な福祉のまちづくりの推進、住民同士の助け合いや支え合いが、ますます重要となってきているといえます。
そこで全国民生委員児童委員連合会では、平成19年度の民生委員制度創設九十周年記念大会において、「広げよう 地域に根ざした 思いやり」行動宣言を採択いたしました。
これは、民生委員・児童委員が喫緊に取り組まなければならない課題に対する姿勢を「行動宣言」としてまとめたものです。
- 安心して住み続けることができる地域社会づくりに貢献します。
- 地域社会での孤立・孤独をなくす運動を提案し行動します。
- 児童虐待や犯罪被害などから子どもを守る取り組みを進めます。
- 多くの福祉課題を抱える生活困難家庭に粘り強く接し、地域社会とのつなぎ役を務めます。
- 日頃の活動を活かし、災害時に要援護者の安否確認を行います。
私たち、全国二十三万人の民生委員・児童委員は、常に地域住民の立場に立ち、基本的
人権について理解を深め、個人情報の取り扱いに十分配慮し、住民や関係機関と信頼関係を構築しつつ、まい進してまいります。
今後とも、皆様の一層のご理解とご支援をお願い申しあげます。